GIFアニメ〜ショパンとマイアベーアのマズルカ事件
マイアベーアがショパンのマズルカを2/4拍子に聞こえると言ったらショパンが珍しくマジ切れし、それを見ていた弟子レンツがショパンの激昂の美しさに見とれた、という有名なエピソード。
私はこのエピソードが好きで、かつてサイトや僕ショパで描き、今度はGIFアニメにしてみました。


元ネタはこの本、レンツの回想録です。

改訂版 パリのヴィルトゥオーゾたち ショパンとリストの時代

怒って青白くなる顔色と薔薇色の頬の対比を表現してみました。
震え方に強弱を付けています。
ショパンのエピソードで頬の赤さが一緒に語られることがよくありますのでかなり印象的な特徴だったようです。

普通は人が目の前でマジ切れしたら気まずいだけなのに、周りの人を見とれさせてしまうのが流石ショパンです。
楽しそうな時は誰でも魅力が倍増するものですが、ショパンが凄いのは悲しい時(思い出の手紙にリボンをかける)や怒った時(この件でその後書斎に閉じ籠る)の言動までもが可愛い事です。

このショパンとマイアベーアのマズルカマジ切れ事件だけ見ると2人は馬が合わなかったように見えますが、前後の関係を考えると、どうやら感情を剥き出しにできるほど仲が良かったらしいです。

この件ではマイアベーアはレンツのレッスン中に押し掛けてショパンをいじり始めています。
普段からショパンいじりネタを思いついてはショパン宅にいきなり押し掛けていたのだろうなと思いました。
この時期30歳過ぎのショパンは門前払いをさせて会う人を制限していましたが、マイアベーアはいつでもショパンの部屋に来ていい権利があったという事で羨ましい立場です。
いつもはいじられるとすぐ折れてしまうショパンですが、この件だけはムキになったのでマイアベーアもびっくりしたそうです。
「ショパンは何でも譲るが音楽だけは譲らない」とリストが著書で書いている通りですね。
[2018/08/04 00:00] | 音楽家CGイラスト | page top
クリスタで寝る前にらくがき
↓clip studioの筆ペンで線と影を描いてみました。


↓こちらは普通のペンツール。


さて、最近ショパンの幻想ポロネーズの練習を始めました。
異名同音が譜読みを難しくしています。
一見ほかのポローズより穏やかそうに見えますが、リストはこの曲からショパンの苦しみを感じ取り心配しました(リスト著ショパンより←僕ショパでも描いたエピソードです)。
作曲したのが30代でも晩年の雰囲気漂う曲です。
[2018/07/21 00:00] | ラフ | page top
三姉妹探偵団25「三姉妹、さびしい入江の歌」

三姉妹探偵団25巻「三姉妹、さびしい入江の歌」が本日発売です。
温泉旅行のお話で、ホテルの若女将の数奇な運命と共に三姉妹の活躍が展開されます。
リアルに描かれた人間の強さや弱さにハッとさせられます。

こちらのシリーズは白背景にキャラクターのみを描くスタイルですので、いつもははっきりした色で塗る事が多いのですが、今回は寂しげなタイトルに合わせて全員白い服に挑戦しました。
白背景に白い服で印象的な表紙にするのは難関です。
背景無しでもどんな環境にいるか分かる絵にしようと思いました。
タイトルの「入江」のとおり砂浜で靴を脱いでいて、夕焼けもしくは朝焼けを感じさせる色使いで「さびしさ」を描きました。
背景無しなので空を塗る事は出来ません。
そこで空の色を白い服の影色として使いました。
もし昼間の晴天なら、白い服の影をこの様な黄色〜紫にすると合わないと思います。
それと遠近感を出す為に、近くの影色は濃いめ青み紫、遠くの影を薄め赤み紫にしています。
遠くを薄く暖かい色にする事で遠くの方が光が多い事や空間の広がりを表現できます。
背景が無くても影色の工夫と変化をつける事で空気感の表現の可能性が広がります。
これからも新しい挑戦が出来ればと思います。
[2018/07/13 00:00] | 既刊紹介・掲載告知 | page top
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