takk!に相談窓口開設
MENSA会員さんが運営されているウェブサービス「takk!」に登録してみました。

https://takk.fun/sfj1g5va2

これまで「自作の漫画のネームや小説を読んで感想が欲しい」といったご相談を頂いても全てお断りするしかなかったのですが、このようなウェブサービスを利用すればご要望にお応えできるかもしれないと思い、一般の方向けの相談窓口としてひっそり開設させて頂くことに致しました。

原則ネット上でのやりとりを想定しておりますが、近隣の場合は経費を負担して頂ければ対面出張も検討しようかと思っております。

何分単位で時間を売る類似のサービスは色々あるものの同業で利用されている方がほとんどおらず手探りですがよろしければご利用下さいませ。
[2019/08/15 00:00] | 既刊紹介・掲載告知 | page top


萌えオペラ第3回「フィガロの結婚」と私の美少年目撃談
室田尚子先生の連載、萌えオペラ3回目はモーツァルトの「フィガロの結婚」です。
私は美少年ケルビーノがお屋敷の女性達によって女装させられるシーンのイラストを描かせて頂きました。

https://member.ebravo.jp/3646/

ケルビーノは伯爵家の小姓で10代前半の美少年。
女性が若い男性を演じるズボン役として演じられます。
私が今年の始めにフィガロの結婚を観に行った時は長身で細身の女性がケルビーノを演じていました。

今回のコラムではフィクションの世界の美しい美少年であるケルビーノと現実の思春期男子の対比が書かれています。
確かにリアルで美少年なんて滅多にお目にかかれません。
そこで私は自分の記憶を振り絞って、これまで見てきた同級生の中から美少年的な面影のある男子の思い出を書き出してみようと思います。


・色素薄い系美少年A氏
幼稚園の頃からモテる男子というのはクラスにいましたが、美少年としてのエピソードのある同級生が初めて現れたのは小2の時でした。
ある日転入生が来る事になり、その男子(A氏)が教室に入った瞬間、黄色い歓声が教室中に響き渡りました。
「キャー!」「カッコいい!」「外国人!?」
小学生は大抵美肌ですがA氏はほかの子とは比べ物にならないほどの色白美肌で長身、薄茶色でサラサラの髪と瞳、読書が似合いそうな大人しい雰囲気の、絵に描いた様な色素薄い系美少年でした。
名前は完全に日本人でしたがクォーターのような外見で、外国人の血が入っているかは分かりません。
小学生の頃は転入はよくあることでしたが、歓声の飛ぶまるで漫画の様な転入生はA氏だけでした。

転入してからしばらくして女子達の間でなんと、「Aにキスしよう」という計画が持ち上がりました。
赤ちゃんを見たら可愛くて思わず頬にキスしたくなったりしますが、それに似た感覚を小2女子達に沸き起こさせるほどの魅力がA氏にはありました。
大人しい性格で自分が女子達を熱狂させるほど美形だという自覚の無いA氏はそれに怯えていました。


・二次元体型のB氏
中学にいた175cm48kgの色白美肌で長身細身のB氏。
B氏は痩せ過ぎな事を自虐していたので私はこの数値を覚えていました。
子供でも大人でもない華奢さと男らしさを合わせ持つ、二次元の思春期の美少年の条件を満たすスタイルの持ち主でした。
C氏やG氏が正統派の美形だとしたら、B氏は個性派俳優やファッションモデルの様な感じです。
B氏はバスケ部でスポーツマンでしたが体育館で練習しているため、元々色白な上に日焼けせずに常に誰よりも白く不思議な雰囲気がありました。
ショパンとBMIがほぼ同じですがB氏は健康体だったので、兵隊になれないほどのショパンの華奢さはどれほどだったのだろうと思います。


・ファンクラブ有りのC氏
C氏は小顔で長身細身、クラスでトップクラスの秀才で陸上部で活躍するスポーツマンでした。
眉毛が凛々しく、本物の美形は手入れしなくても眉の形が整っているんだな…と思ったものです。
C氏には取り巻きの男子が数人いて、いつも一緒に行動していました。
取り巻きと言ってもC氏が束ねているのではありません。
C氏は人に何かを要求する事はなく、自分のやるべき事を静かに遂行するタイプなので、絵に描いた様な美形で優等生のC氏に憧れた男子達が自然とC氏を慕って集まっている感じです。
C氏には女子達によるファンクラブがありましたが、C氏にも他の女子達にも何の影響力もありませんでした。
C氏が女子に話しかけるのは殆ど見かけなかったので硬派な印象でしたが、女子から話しかけられるとにこやかに親切に話す人でした。

C氏の性格は温厚かつ控え目で目立つ事はしませんでした。
休み時間は取り巻きの男子達と静かに談笑しているか運動場でスポーツしているかです。
でも長身美形なので取り巻き達と廊下を歩いているだけで目立っていました。
取り巻き達はC氏と同じ学習塾に通っていたので学校だけでなく放課後もC氏と仲良く一緒に過ごしていたようです。
C氏は3兄弟の次男で、兄と弟も小顔で長身、秀才でスポーツ万能。
「Cの弟もめっちゃカッコいい!」という噂が私の学年にも届いていました。
私は高校もC氏と同じでしたが二次元のヒーローになれそうな長身細身のスタイルを維持していて、相変わらず目立つ事はしないのにカッコ良くて目立っている善良な生徒でした。


・完璧なD氏
府内トップクラスの成績のD氏は非の打ち所の無い人物でした。
どう凄いのか語り尽くせないほど性格に非の打ち所がありません。
内面の美しさは外見にも現れていて、自然体の中学生なのですが、天使の様な輝きがあり、皆D氏の輝きに惹き付けられていつも温かい輪ができていました。
女子にもこのタイプの人がいて、美しい魂とはどういうものかを実際に知る事が出来たのは私の財産になっていて、芸術家を考察する時にも役立っています。
私は今でも心の綺麗な人が大好きで尊敬しています。


・可愛い系美少年E氏
中3のクラスメイトE氏は、色白美肌、頬と唇が薔薇色、ややカールした栗色の髪、大きな瞳の、女子よりも圧倒的に可愛らしい顔立ちの男子でした。
その可愛さから、男子なのに名字+さん付けで呼ばれていました。
でも本人は自分が可愛い事に気付いていないようで、なんで自分だけ男子なのにさん付けで呼ばれるのか疑問に思っていました。
私が身近で見た美貌と薔薇色の頬を合わせ持つ人はE氏だけだと思いますが、笑っててもムッとしてても常に頬が薔薇色だと何をしてても可愛いです。
30過ぎても薔薇色の頬を維持していたショパンが真剣に怒っている時、それに見とれたレンツが空気読まずに「怒った顔が美しい!」と思ったのも理解できます。

E氏は同じクラスの男子2人と仲が良く、その2人はE氏と同じくらいの平均的な身長で彼らを好きな女子はいるだろうというややカッコいい感じで、3人共大人しい性格でした。
彼らは2〜3人で教室のカーテンにくるまるという謎の行動を度々とっていました。
内緒話をしているようでしたが、カーテンにくるまる行動が奇妙で注目されていたのでそこでわざわざ内緒話する意味があるのか謎でした。

この絵よりももっとぎゅうぎゅうにカーテンを巻き付けている時もありました。
まあ中学生が奇妙な行動をとる事自体は珍しくありませんね。

卒業式の日、教室で担任の話が終わってさあ解散という時に、E氏の周りに女子達がどっと押し寄せました。
女子達は思い出にE氏と一緒に写真を撮りたくて教室内で行列を作りました。
E氏は自分が人気者だったという事に気付いていなかったようでとても驚いていましたが、嬉しそうに恥ずかしそうに控え目なピースをしながら写真撮影に応じていました。
それを見ながらクラスの男子が「皆Eさんのこと好きやってんな…」と呟いていました。
これが私が中学最後の日に見た光景でした。


・リア充系華奢男子F氏
高校と大学では似た様な学力の生徒が集まるので全体的に均質な雰囲気になり、小中学校の様なるつぼ感は薄くなります。
高校のクラスメイトだったF氏は周りの男子とは骨格レベルで違う小顔で華奢でやや長身の色白美肌。
透明感と愛嬌が半端無く、バスケ部で明るく優しい性格で、男子からも女子からも人気がありました。
同じバスケ部で華奢といっても、B氏が陰の雰囲気ならF氏は陽の雰囲気という感じです。
F氏はマッチョになりたいと言っていて、180cm以上の大柄なリーダーシップのある男子とよく一緒に行動していました。
ショパンとティトゥスの様なタイプがコンビになりがちなのって万国共通なのでしょうか。


・彫刻の如き美術男子G氏
大学生は大人なので少年体型を維持した人自体がレアになります。
そんな中で学科の皆に美形認定されていたG氏は私が見た最後の美少年かもしれません。
細身でやや長身、色白美肌、髪は染めたり固めたりしてない感じのサラサラの黒髪、非常に整った顔立ち。
大きくすっきりした瞳にツンとした鼻、上品な口角、天然で美しい眉に必須な程良い額の高さ。
本当に美形な人の顔は濃くも薄くもなく、整っているという印象を与えてくれます。
これで美術科の学生なのですから二次元の主人公になれそうなスペックです。
G氏の顔が整っているという話題は学科内で度々耳にしましたし、本人の前で「顔整ってるなー」と言う場面にも遭遇しました。
学科の皆は美術科の学生らしく造形に興味があるのでG氏の顔立ちは注目の的でした。
本人は褒められてもイケメンぶった所が無く、素朴で自然体でした。
私の母校の大学の学生は皆びっくりするほどフレンドリーで、G氏も同様に皆に笑顔で話す人でした。


大学卒業後から私は自宅に籠って働いているため、私の美少年目撃談はこれで終了となります。
数えるほどしか目撃できていませんので美少年がいかにレアか改めて実感しました。
美少年としての印象を与える条件は美形なだけでなく、透明感や細長い骨格が必須のようです。
肌質や全身の骨格は努力ではどうしようもないのでそれが美少年の希少性になっているのだと思いました。
でも美少年達の共通点として本人は体型の美しさに無自覚で、細すぎる事を嘆いてマッチョに憧れる勿体無い傾向があるようです。

お気づきかもしれませんが、上記のエピソードにショパンに似た要素を持つ美少年が何人かいます。
骨格レベルで華奢なスタイルの良さ、白い肌に薔薇色の頬と唇、皆に好かれている…。
勿論ショパンと全く同じでは全然ありませんが、ショパンの伝記を読んだ時には体型はあんな感じだったのかな等、彼らの事が思い出されました。

さて彼らをモデルにして漫画の主人公の相手役として描いてみたいと思った事は当然あるのですが、外見も性格も良いヒーローの案が通った事は一度もありません。
イケメンで性格に難ありのヒーローと主人公が揉めながら両想いになっていく定番の設定でないと通りにくいです。
それから私の思うカッコいい男子はカッコつける必要の無い自然体なのですが、編集者はカッコつけてる男がカッコいいと思っていて、意見が合わなくて困った事もあります。

萌えオペラ第3回、モーツァルトのフィガロの結婚は「すべては美少年から始まった」。
私もいつか自分が見た美少年から始まる創作をフィクション漫画でも実現できればいいなと思います。
[2019/07/17 00:00] | 既刊紹介・掲載告知 | page top


ゴム製のショパン
「体がゴムで出来てるんじゃないか」と言われたショパン。
ショパンは手だけでなく全身人並み外れた柔軟性の持ち主で、弟子にも柔軟性を身に付けるように指導していました。
ですがショパンが毎日股割りをした記録なんて見た事がありません。

ショパンは特殊な体質だったのでは!?と思い調べると、「二重関節」という生まれつき体が柔らかく大人になってもその柔軟性を維持できる体質があると知りました。

ショパンはきっと二重関節だったに違いない!
…と思って描いた漫画。

1コマ目はショパンに愛され過ぎて他の弟子から嫉妬された愛弟子グートマンです。

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リストを引き合いに出したり後半に向けてデレるというショパンらしいセリフを試みました。

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生徒の前で雑技団ポーズを披露するお茶目なショパン先生。
グートマンは「ショパンは両脚を肩越しに動かす事が出来た」と証言しています。

はじめグートマンのセリフを見た時はこのポーズだと思って漫画にも描きました。

でも逆向きのポーズの可能性もあると思い、今回背中から足を回すバージョンを描きました。

このポーズを描くためにググると女性や子供の画像ばかりでした。
男性でこのポーズができるのはかなりレアなようです。

「ショパンは生涯体調不良を訴えていたにもかかわらず体はしなやかだった」と言われているので、通常体調不良なら体の動きも鈍くなりそうですが、ショパンは体調不良でも端から見て柔らかさが分かる動き(どんな動きだろう?)をしていたのでしょうね。

ショパンが「女性的」「妖精」と言われたのは見た目の優雅さだけではなく、女性にしかできないポーズができるほど柔らかいとか、人間離れしたポーズができるから妖精なんじゃないかとか、そんな意味も含まれてそうだと思いました。


ショパンは弟子が硬い演奏をすると絶望的な表情をしたそうですが、自分が特殊な体質だという自覚はあったのでしょうか。
それとも柔軟性の練習をすれば誰でも自分レベルに柔らかくなれるはずだと思っていたのでしょうか。

ショパンがピアノを弾く手は柔らかすぎて骨が無いように見えたそうです。
私はプロの演奏動画を見て骨が無いみたいだと思った事は無いので、ショパンの手がどんな動きをしていたのかとても気になります。

ショパンが大音量が出せなかったのは病弱なだけでなく関節が柔らかすぎたからかもしれません。
現代では二重関節はピアノに不利とされるらしいですが、一般人とは違う柔軟性を活かした奏法を開発する価値がありそうな気もします。
かつて周りを驚愕させたショパンの幻の奏法が蘇るのではと思いました。

ショパンの柔軟性はピアノを弾いている時以外にも発揮され、周りの人を驚かせていました。
ショパンはパントマイムをする事があり、柔軟性がないとできないポーズを披露していたようです。
それからモノマネであらゆる声真似をそっくりに再現できたそうです。
喉の骨を自在に動かしてあらゆる声真似が出来るモノマネ歌手と同じ事がショパンも出来たのかもしれません。

ピアノの才能や可愛らしさだけでなく、ショパンは柔らかさにおいても驚異の伝説的な人物でした。
[2019/06/23 00:00] | 音楽家ラフ漫画 | page top


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