インディ・ジョーンズ

テレビの4週連続「インディ・ジョーンズ」を楽しみに観ています。
昔の3部作は子供の頃冒険映画として観ていましたが、今観ると作中の歴史ネタが分かる様になり2倍楽しめました。
同じ監督による最近の「ブリッジ・オブ・スパイ」に通じるこだわりを見出せたりと、新たな発見もありました。
大人も子供も楽しめる作品は素敵ですね。
創作に癒され救われます。

所で私は車離れ(の若者)の1人ですが、クラシックカーは大好きなのです。
インディ・ジョーンズの舞台が丁度1930年代なのでアンティークなアイテムの数々も眼福です。
もし現代に1930年代風のデザインの手軽な車があれば私も、免許取って車買いたい!と思うかもしれません。
http://www.gadgetshowprizes.co.uk/indiana-jones/
[2017/11/11 00:00] | その他雑記 | page top
ドイツの漫画
来日中のドイツのメンサンお二方にお会いしました。
直前まで私の語学が出来なさ過ぎでどうしようと思っていたのですが、あっという間の約4時間、楽しくご一緒させて頂けました!
ドイツのことやドイツメンサのことを色々お聞き出来て勉強にもなりました。

貴重な機会を有り難うございました。
素敵なお土産を頂きました。
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なんとドイツで人気の漫画です!



「Die Entdeckung der Currywurst」、「Faust」共に、日本のamazonからも購入出来ます。
日本語訳はまだされていない様です。



ドイツのamazonでは中身を少し見られます。

2冊とも読了したので感想を書きたいと思います。


・「Die Entdeckung der Currywurst(カリーヴルストの発見)」
終戦前後のドイツを舞台に、40代女性と20代の青年脱走兵の束の間の秘密の同居生活と、女性がその思い出を胸にカリーブルストを発明して屋台を始めるまでを描いた、切ない歴史漫画です。
まず、ハードカバーで漫画が出版されているのが羨ましい。
トーンを一切使わず、絵柄は劇画調で、4段・タチキリ無しの伝統的なコマ割りです。
構図の切り取り方が映画のワンシーンの様で、ほぼ全てのコマに背景が描き込まれています。
ヨーロッパの昔の街並は美しくて創作意欲を刺激するけれど、私の感覚では描くのは日本の日常背景の何倍も大変です…。
私も「僕のショパン」で史実をリアルに描くためにヨーロッパの街並を沢山描きましたので、画面で時代の空気感を伝えようとしている所に共感を覚えました。
「Die Entdeckung der Currywurst」では終戦前後の街や人々がリアルに描写されていました。

漫画の後には、漫画の舞台であるハンブルクの街の成り立ち、市街戦や闇市の事情等、漫画に出てくるシーンが詳しく解説されていました。
この作品は日本では原作小説が訳されて出版されています。
映画化もされているそうで見てみたいと思ったのですが、日本語字幕付きのものは今の所無いみたいです。
とても密度の濃い、歴史好きにおすすめしたい漫画でした。


・「Faust(ファウスト)」
ゲーテのファウストの小説は日本では何種類も出版されていて、私は新潮文庫版を持っています。
ロマン派について調べているとよくファウストの話題が出てくるので、読んでおこうと数年前に買ったのでした。

この漫画「ファウスト」はゲーテのファウストを下敷きに、現代ドイツが舞台になっています。
こちらはカリーブルストと違いデフォルメ調の絵柄ですが、こちらの方が読む前に予備知識が必要かもしれません。
障害者・イスラム・高学歴プア・羊水検査といったデリケートなネタが風刺されています。
読者ははじめ、ファウスト=タクシー運転手、ワーグナー=褐色の車椅子使用者、マルガレーテ=イスラム教、という漫画のキャラ設定にショックを受けたそうです(私はドイツの職業階級について教えてもらってショックの理由が分かりました)。
漫画になるとショック、という現象は凄く分かります。
作者は真剣に描いていても漫画・イラストという形で発表すると、ふざけてると誤解される事があります。
漫画ファウストでは、作者がゲーテの遺産に貢献している事で作品が説得力のあるものとなり、読者に受け入れられたそうです。
私の漫画の場合は、クラシック音楽とコラボしたドラマCDを出せた事やピアノ専門誌で特集して頂けた事が、作品の大きな助けになったと思います。

私が僕のショパンを漫画にした時は、純粋にショパンやリストが漫画になる事を歓迎して頂けた一方で、史実を知らない方から「こんな筈が無い」といった批判もされました。
しかしショパンに関する専門書を沢山読まれている方や音楽史の先生方からは「よく調べている」と評して頂けました。
歴史漫画は既にある史実に漫画家がフィクションを加えて作るのが王道です。
それに対して私の作品は、専門書を読み比べた時専門書にも正しくない記述や曖昧な記述がいくつもあると分かり、それを自分の漫画でより本質に近く追究する事を試みたものでした。
ですが私が史実をどんな風に描いて、私なりの新しい発見がどんな所にあるのか、この2つは漫画を読むだけでは分からない事です。
自分なりの歴史の研究成果を漫画で発表する事は非常に困難だと痛感しました。

この漫画「ファウスト」にもカリーブルストと同様に漫画の作者とは別人による解説ページがあり、漫画が信用に足るものである事などが書かれてます。
何が定番の史実で何が新しい発見か解読するのに何冊もの専門書の読み比べが必要な私の「僕のショパン」と違い、この「ファウスト」はゲーテのファウスト1冊読めばどこがゲーテと同じでどこが作者独自の表現か分かります。
時間が無ければあらすじをググってから読むと、世界観が理解しやすくなると思います。
個人的に、ファウストがマルガレーテにアピールする時に、「自分の趣味はゴミの分別です」と言ってしまい、大失敗かと思いきやそれが意外にも彼女にズキュンと響く所が面白かったです。
ゲーテのファウストを通して現代ドイツの社会問題を垣間見る漫画としてとても興味深い作品でした。

日本の漫画とは一見全然違って見える2冊ですが、読んでみると自分の創作活動と重なる部分をいくつも見出せました。
「創作魂に国境は無い」と改めて実感し、温かい気持ちになりました。
素敵な本を有り難うございました。
[2017/10/24 00:00] | その他雑記 | page top
映画「ドリーム」&歴史ものについて
MENSA会員になんと、「僕のショパン」の読者さんがいました!
世界は意外と狭いですね。

映画「ドリーム」を観に行きました。
1960年代にNASAで活躍した天才数学者である黒人女性達が、才能と努力でNASAの有人ロケット計画に貢献する、実話のストーリーです。
当時の理不尽な差別を描きつつも、仕事を頑張る輝きや皆で偉業を達成する一体感が描かれていて、爽快で夢のある映画になっていると思いました。
子供の頃は理科の教科書の宇宙のページばかり眺め、高2の終わりに宇宙に惹かれて文理選択で迷った私にとって、宇宙開発は憧れの世界です。
主役の3人のキャラクターが個性的で魅力的、それに衣装や車もとてもオシャレでした。
公式サイト→http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/

私がここしばらくで観に行った映画はほかに、「栄光のランナー」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ミケランジェロ・プロジェクト」で、歴史映画に興味があり、気になる作品は時間を作って映画館で観ています。
歴史映画はテレビのゴールデンにあまり来ない気がしますし、地元の映画館で上映されなかったりもするので、もっと観られる機会が増えれば良いなと思います。

戦国と幕末以外の歴史ものは漫画の世界でも実現が難しいジャンルです。
「僕のショパン」が3誌目でやっと実現するまでの経緯は次の通りでした。

1誌目
主要キャラが男ばかりは駄目で外国の歴史ものは駄目。
現代日本人の女の子を主人公にして恋愛漫画にすべし。

2誌目
1誌目と同じく過去の外国が舞台は駄目。
現代日本人を主人公にしてタイムスリップさせるか、歴史上の人物が現代日本に来る設定にすべし。
登場人物は芸術家だけどバトル漫画にする事を激しく推奨。

…この条件でもし描いたら、尊敬する音楽家達を自分の手で汚してしまうと思い、途中でプロットを提出するのをやめました。
そうして暫く経った時、別の編集さんから「19世紀パリが舞台のショパンとリストが主人公の話が読みたい」とお声掛け頂いたのです。
過去の外国が舞台で、主要キャラに日本人がおらず(最後にちょっとだけ伊藤博文と西園寺公望が出ますが)、バトル漫画でも恋愛漫画でもなく芸術をテーマにした漫画が仕事で実現したのは、今思い返しても奇跡的だと思います。

芸術家の本質は誰かに勝ちたい勝負とは違って、勝ち負けでしか判断しない世間に葛藤しながら自己実現を目指すものなので、史実ベースで描くにはやはり無理矢理バトルものにしなくて良かったと思います。
[2017/10/05 00:00] | その他雑記 | page top
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