僕のショパン第25話「萌えキャラ先生ショパンのピアノレッスン」

ショパンの愉快な弟子達のお話。
「パリのヴィルトゥオーゾたち」というレンツの回想録に弟子の話が詳しく書かれています。
このセリフ、ショパンがほかにリストにどんな爪跡を残されたのか全部知りたい!(笑)
ショパンはほかにも意味ありげな物言いをする事が結構あって、ショパンと話した人達は会話に引き込まれただろうなと。
ショパンの天性で人を惹き付ける資質は、曲・容姿以外に言葉の選び方からも十分窺えました。
音楽家について調べ始めた時、ネット等ではショパンはリストを嫌いだったとする情報が多かったと思うので、この本でリストの紹介状を見てあっさり出てくるショパンに驚きました。
アマチュアとは会わないと言っているショパンがレンツに会う気になったのは、リストの紹介状をかなり信頼してたからなのではと。
しかも、一般的な説ではリストはショパンを理解出来ずショパンに嫌われたとしている事が多かったのですが、この本ではリストはショパンの事を何でも知ってる。
著書「ショパン」でもリストはショパンを観察しまくっている。
当時の周辺人物も、ショパンの事で何か頼むならまずリストに、という感じだったらしい。
これはショパンが知人以外を使用人に門前払いさせていたからで、レンツもそうだし次号の話でもリストに頼る人が出てきます。
リストは同時代人の中でもかなりのショパン理解者だったらしいです。
リストに何でも見透かされて微妙な気持ちになってたショパンが可愛い。
これらのエピソードを知った時、ショパンはリストを意識してないフリしてても実際は凄く気にしている事、リストは実際はショパンに詳しかった事が見えてきて、目の前が開けた感じがしました。
複雑そうなショパンとリストの関係にますます興味がわき、調べて、漫画化の機会を頂き、新しいリスショパ像をこの漫画から発信出来たと思います。
私がショパンとリストに興味を持ち始めた2008年から今記事をブログに移している2013年までで、ざっくりではありますがネット上のショパンとリスト観の変化を感じてます。
2人が対立→微妙ながらも親密だったという認識が広がっている気がして嬉しいです。

ショパンが滅多に手紙を書かない事は、リストも著書で不思議がっていました。
私は完璧主義だからかなと思いました。
文章のプロであるサンドと比べて自分は書く価値が無いと言ったり、ほかにもフランス語を書かなければいけない時に綴りか文法が完璧で無い事を詫びる文を付け加えていたりしてました。
閉じ籠って誰とも競わないけど実は負けず嫌いなショパン。
そうでないと作曲を仕事には出来ませんものね。
マイアベーアがショパンに意地悪を言ったのは、怒った顔が見たかったからではと個人的に思ってます。
レンツもその時のショパンの美しい激昂に驚いています。
おすましショパンをムキにならせるには作品を貶すしかなかったのだと…。
グートマンとティトゥスが似てるから好きというのも私の考えなのですが、肖像画も骨格とか近い気がするんですが…どうでしょう。
マッチョ・上品・ピアノが上手い…とグートマンとティトゥスには共通点も多いです。
レンツが知ってたという事はショパンのマッチョ好きは結構周りに知られていたみたいですね。
マッチョ好きを打ち明けた経緯とその時のショパンの様子が気になる(笑)。
[2011/10/03 00:00] | 僕のショパン紹介 | page top
僕のショパン第24話「蜜月旅行と病の影」

ショパンとサンドのマヨルカ島旅行。
マヨルカ島はいっぱいネタがあるんですが一番はこれかなというのを描きました。
ショパンは1人でお留守番出来ない28歳…ですが漫画はシリアス調です。
結婚出来ない2人にとっての新婚旅行みたいなものだったのかもですね。
冒頭の様にキュスティーヌは吸血鬼サンドがショパンを吸い尽くすと妄想し、リストはショパンとサンドが愛し合ったらショパンが壊れると妄想。
二次元も三次元も昔も現代も関係無く、萌えキャラは妄想の餌食にされてしまうと、ショパンの実話から知りました(笑)。
ショパンはマヨルカ島で喀血して寝込む事が多くて、サンドはよく散策や買い物に出掛けたそうです。
ショパンは不気味な部屋で1人でお留守番するのが怖くて寂しくて、その気持ちを言わずにそっとピアノで表現し、サンドが帰ってくると精一杯笑顔を見せようとしたそうです。
なんて健気で可愛いの!こんな可愛い行動を素で出来る青年なんて二次元でもなかなかいないのでは。
そんなショパンを見たらキューンとなってサンドも守ってあげたくなってしまった事と思います。
ショパンは刃物を持つと怪我する子だったみたいで、サンドが大工仕事をして家具とか作ったみたい。
マヨルカ島には歯ブラシが無くて島民に珍しがられた様です。
ショパン一行は初めてイカを見てぞっとしたそうです。
西洋人はタコが苦手と聞いた事がありますが、ショパン一行にはイカもグロテスクに見えた様です。
この頃はショパンとモーリスは仲が良かったみたいで、散策で見つけたものを持って帰ってショパンに見せたいとか言ってました。
しかし、リストとサンドが恋愛関係の噂があったから、ショパンの彼女はリストの元カノ…これは複雑ですね…。
「死んでしまった!」と言うほど怖い妄想に取りつかれながらも雨だれのプレリュードの様な美しい曲を創って弾いてた事にサンドは驚きました。
サンドはショパンの意識が戻った後、雨粒の音を聞いてあんなメロディーを創ったのか訊くと、ショパンは聞いてないと言ったそうです。
リストが言うには、ショパンがサンドに惹かれたのはサンドがショパンに強い賞賛の念を抱かせたから、でも雨だれのプレリュードの陰の部分にサンドは気付けなかったから2人は完全には理解しあえていなかったとの事です。
[2011/10/03 00:00] | 僕のショパン紹介 | page top
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