僕のショパン第27話「すれ違いの友情」

ショパンとリストが心の中を直接ぶつけあう事はあったかどうか分からないけど、お互いこんな葛藤を抱えていたんじゃないかというのを描きました。
リストのセリフはショパンの演奏会評より。
ショパンを絶賛しながらも、ショパンは守られた特別な存在だという事を羨ましく思っていたのが窺えました。
お互い自分に無いものを持った憧れ且つ壁になる存在。
好きだけど嫌いで嫌いじゃない、個人的・芸術家感情が入り交じって、複雑で難しい。
リスト著ショパンによるとショパンは、自分が仕事で有利になる為に根回しをしたり誰かと徒党を組む事無く、孤高を貫いて音楽に打ち込んだそうです。
芸術を追求するよりも有名になって金持ちになる為に媚を売る事だけに必死な有象無象の音楽家(次号で書きます)が多かった中、ショパンの様なやり方にリスト達は励まされたそうです。
雑誌の方向性と作家の信念に置き換えて想像すると、私は共感出来る気がしました。
皆の輪から1人外れて違う道を歩む事、自分の大事な人に望まれず価値の無いと見なされていた道を歩む事は、凄く勇気が必要で孤独だったと思います。
だからそれで成功しても、出し抜いて成功してやったぜ!と思うよりも、犠牲にしてきたものの重みの方が大きかったんじゃないかなと。
ショパンにとっては羨ましがられるのは不本意だったのかも、と思います。
音楽活動では孤高を貫いたショパンですが、性格は孤独が耐えられなくてとても寂しがり屋さんでした。
祖国を離れたパリで過ごす孤独さだけでなく、音楽への孤高な取り組み方も心の孤独に拍車をかけていたのかなと思いました。
リストは目立ってしまうせいで多くの音楽家にライバル視されタールベルクやクララにもあからさまに避けられているので本当に孤独だったと思います。
目立つ分、想像を絶するストレスに浴びせられていたと思います。
私も今まで仕事や生活に影響ほ及ぼす様な精神力を奪われる事態に何度も遭ってきましたが、私と比べ物にならない程表に出ていたリストがどんな思いをして来たのだろうと思うと胸が潰れそうです。
リストはその辛さを自分の辛さとしては書いてないと思うけど、著書で批判眼を炸裂させています。
リスト著ショパンはショパン萌え文章以外にもリストの溜まりに溜まったストレスを垣間見る事が出来る本ですね。
ショパンが父に書いた手紙は本に収録されていませんでしたが、父からの返信はショパンがリストについて滅茶苦茶書いた事に驚いている様子でした。
ショパンは父に本音を書きつつも、表向きにはリストとの友情を壊さない様にしていると書いた様です。
最後の父のセリフはその後(死後も)の2人の関係を予知していて、ショパン父のものを見る目の確かさにゾクッとしました。

先月と今月、以前描いたイラストと同じシーンを漫画の中でも描きました。
僕のショパンは全160Pか320Pではじめに選択する様言われ320でお願いしたのですが、そろそろラストに迫って来ています。
小さい頃一番ハマったテレビアニメがナディアで、そこで初めて19世紀パリに興味を持って、こうして仕事で好きな世界に関われている事に本当に感謝しています。
[2011/12/01 00:00] | 僕のショパン紹介 | page top
鳥・キノコ・野菜
20071028s2.jpg
20071028s3.jpg
20071028s4.jpg
2007081.jpg
2007083.jpg
2007084.jpg
2007073.jpg
20070427.jpg

雨が続くと庭に生えるキノコ
20071028k.jpg
20071028k2.jpg
20060904.jpg
200607041.jpg

庭で穫れた野菜
kinoko.jpg
20101107.jpg
20060620.jpg
20050722n.jpg
20050314.jpg
20040519.jpg
[2011/12/01 00:00] | 写真 | page top
| ホーム |