2009.10.30

今まで読んだクラシック本…の中から良かったもの…の中から絶版になってなくて普通に買えるものをまとめて買いました。
漫画なら150冊くらい買える金額…。漫画って安くて手に入れやすい良心的な商売だと思ってしまった…。
あとまだ読んでなくても気になっていたものもいくつか買いました。最近図書館行く暇が無いので。でも読む時間が…。
「ショパンの手紙」はショパン本の中でもかなり好きなものの1つです。「パリのヴィルトゥオーゾたち」も好きですけど。
書いてる内容がホントに可愛いです。もう一回読み直したい。
モーツァルトが「僕の事好き?」と人に聞いていたのと似た発言で、ショパンも「僕を愛して」と何度か手紙に書いているのが印象的です。
才能はお金になるかどうかで人を惹き付けたり遠ざけたりする残酷なものだから、自分に何があっても愛してくれる人が欲しかったんだろうな。
ついったーにも書いたけど、パラパラ見ててショパンがキュスティーヌ侯爵の所に泊まりに行った日が、マリアと婚約破談〜サンドとくっつく間くらいだったと知ってツッコミたくなりました(笑)。
いくら寂しい時期(?)だからって…なんて危なっかしい子なんだ(笑)。
周りの人がショパンを心配して世話してあげたくなるのはこういう所があったからなのかもと思ってしまいました。
キュスティーヌは病弱なショパンの健康を回復させる自信が凄くあったみたいで、家に来る様にショパンを何度も誘っていたみたいです。
ショパンはキュスティーヌに慕われている事は気付いてたみたいだけど別に避けたりせず、貰った手紙は他の手紙同様に大事に保存。
ショパンとそこそこ親しかったという事は芸術に理解があって優しい性格だったのかな?
表向きはいつもショパンを心配していて、他の人同様本当はもっと親しくなりたいと妄想している…どうしよう変態紳士みたいになってきた。
キュスティーヌネタで1本出来そう!(笑)

左上の「ベエトオヴェンまいり」だけは別に古書通販で買ったものです。これはカバーかかっていて新品以上に状態が良くて嬉しかった。
この本は古書通販で何冊も割と安価で売られているので手に入りやすいと思います。
ワーグナーが極貧時代に書いた小説集です。半分くらい読みました。当時の無名音楽家と出版者とのやりとりは今の漫画家にも当てはまります(汗)。
ワーグナーは、のっぽで豪華な馬車に乗って洒落た服を着たイギリス人が嫌いだったというのもよく分かった(笑)。
自分である主人公とイギリス人が出てくるのですが、イギリス人が痛いキャラとしていい味出してました。
そのイギリス人の口癖が「金ならある」「ゴッダム!(舌打ち)」。
主人公はベートーベンに会いに行く為の旅の資金を得る為に、自分の目指す芸術に反する俗な曲を泣く泣く書いて金を手にします。
それを「私の純潔さを犠牲にする」という書き方で書いてたのが印象的で、心を打たれました。
その俗な曲が売れないと金が入らず憧れのベートーベンに会いに行けなくなくなってしまう、でもそんな曲で自分の名が世間に広まるのは嫌という葛藤。
旅の途中で出会った音楽家に自分が書いた俗な曲を知ってるか聞いて、知られていなかった事に気分が良くなる主人公。
しかし極貧の中真の芸術を目指す自分の事を、「利口な人々がふつう莫迦とよぶもの」と書いていて、ワーグナーは自分をちゃんと客観視していたんだなと思いました。
この「ベエトオヴェンまいり」は「ベエトオヴェン巡礼」「ベエトオヴェン詣で」とも訳されます。
当時この小説はヒットして、ワーグナーは音楽家の前に小説家として多少名が知れたらしい。
現在ワーグナー信者がワーグナーの作品を上演するバイロイト劇場に行く事を「バイロイト詣で」と言うそうです。
ベートーベン信者だったワーグナーは、いつか自分も音楽で成功したら自分の信者にワーグナーまいりしてもらえるようになりたいとか思いながらこのベエトオヴェンまいりを書いていたのかな?なんて思いました。
[2009/10/30 00:00] | 音楽家語り | page top
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