ラフメイキング
ラフ画ではありますが久々にメイキングを作ってみました。ソフトはPhotoshopです。
はっきりした線や影が無い感じにしたいなと。


服の前に体のラインを描きます。


服を着せてみました。15〜16世紀の衣装を参考に。


レイヤー分け。


完成図を考えながら色の調整。


単色の印象を残しつつ色を少しだけ塗り込む。


ファーを描いて、髪の線を消して髪色で描き込む。線が無い方が毛先がふわふわになりますね。


服の柄を入れて、椅子を緑に戻す。


フォトショのアクションの再生紙をバックに乗算で重ね、同じのを一番上のレイヤーに焼き込みカラーで重ねる。
バックをむらむらに塗る。


バックにフィルタのパレットナイフ。


バックにフィルタの塗料。アンティークなひび割れ&金箔風の紙質に。


バラの図形を回転させて円形にし、バックに重ねる。フィルタの雲模様と塗料で金箔風に。
モードは焼き込みリニアにしました。


活版印刷風の装飾を重ね、指輪にハードライト、人物の所々にオーバーレイで光を入れ、線を部分的に薄い色にして完成。

バックの文字の通り、この人物はルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチです。
史実を反映させつつ描いてみました。美形伝説が色々出て来てときめきましたよ(笑)。
居合わせた人が癒される程の美男子で、長身でスタイルが良かったそうです。
バラ色の服・革のブーツ・碧玉の指輪・バラの香水を身につけていたそうです。
「バラの化粧水で手を湿らせて、ラベンダーを両手で揉むといい」という言葉が残ってます。
ショパンに通じる美意識の高いオシャレ男子!
服装は皆が長いコートを着てる中、膝丈のコートを着ていたそうで、美脚が目立った事でしょう。
当時はコートやタイツもバラ色(ローズピンク)のものがあり、オシャレ上級者が着こなす色だった様です。
膝下のリボンは当時の衣装に見られるので描いてみましたが、飾りなのか、タイツのずり落ちを防ぐものなのか良く分からないけど、脚にリボンを結ぶなんて可愛い!
レオナルドの衣料費一覧に「リボン」の項目があるので、こんな風に使っていたのかも?
男子がリボンで着飾る時代がまたきてほしいものです…。
公証人の私生児ですが、今で言うと弁護士一族の息子という感じみたいです。
でも親族には芸術に理解のある人が少なく、孤独だった様で、美少年を弟子にして可愛がっておりました。
彫刻より絵画が好きだったそうで、こんな言葉が残っています。
「彫刻は肉体労働で汗と粉まみれになるけど、絵画は好きな服を着て好きな音楽を聴きながら優雅に描けるから絵を描く方がいい」
偉大な人がこういうことを言うと親しみが湧きます(笑)。
ジブリ映画のハウルの「美しくなければ生きてたって〜」のセリフを思い出しました。
でも芸術家なので制作に没頭すると素材が悪臭を放っても気にしなかったそうです。

スーパープレゼンテーションという番組で、ルネサンスの人文主義がクリエイターに苦悩をもたらした、と語っていて印象的だったのです。
中世以前は才能は個人のものではなく、妖精がやってきてもたらしてくれるものだと考えられていたので、人は才能の有無に悩む必要が無かった。
ルネサンスの人文主義により素晴らしい芸術が花開いたけど、創作の神秘は500年以上経っても解明されないまま、だから現代で苦しむクリエイターも妖精を信じてみたら少しは楽になれるのでは、という提案でした。
妖精は頑張っている人の所に順番にやってくるのだそうです。
ルネサンスについてこういう見方でとらえるのが興味深かったです。
ショパンは才能があった(↑の言い方をするなら生涯のうち長年妖精がついていた)と誰もが思うでしょうが、ショパンの場合、本人が妖精だと言われている…別の意味で特別な存在だという感じがしました(笑)。

そう言えば…僕のショパンの内容についてネットでソースが無い、と言われる事が何度かあります。
ネットで素晴らしい情報を載せてるサイトもありますが、私はネットの情報だけを描いたわけでも人の意見を丸写ししたわけでもないですし、ニュース等はネットが強いと思いますが、歴史に関してはネットには無い情報が本に沢山あります。
もし疑問に思われたらまずは参考文献を見て頂ければ、史実をどう漫画で表現したのかきっと分かって頂けると思います。
史実に詳しくない方にこれは違うという感じできつく言われてしまうというやりきれない事もあります。
文献と経験に基づかない批判を目にされてもどうか鵜呑みにされません様に…お願い致します。
もし私が浅く出鱈目なもの、そして全く新しさの無いものを描いていたら、この作品が歴史と音楽に詳しい雑誌や書籍で特集して頂ける事も無かったと思います。
まだまだ特殊なジャンルの漫画だと思いますので、私も表現力を磨いていきたいですし、読んで下さったり興味を持って下さった方々に、本当に感謝しております。
[2013/08/21 00:00] | メイキング | page top
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