ダウントン・アビーを観てリストとタールベルクを思う
英国ドラマ「ダウントン・アビー」、毎週楽しみに観ていました。
一見ピリピリドロドロしてそうだけど、主人は使用人の人生をちゃんと考えていたり、自分を陥れようとした人を庇ったりして、思いやりが色んな場面で垣間見られて観ていて優しい気持ちになりました。
それから「特定の相手と競う事は愚かであり、大事なものを失う事になる」という教訓がしっかり描かれていたのも良かった。
それによって張り合っていた長女と次女が二人とも一旦失恋します。
「誰かに勝つ事やそれを目標にする事は何の意味も無い」「自分の内でなく外に目標を持つべきである」というのは私が「僕のショパン」で描いた音楽家達の考えでもあり、私もそれに共感しているので漫画で取り上げたテーマでした。
リストとタールベルクの競演もそれにあたると思います。
こちらは本人達は競う事に何の意味も無いと分かっているパターン。
でも何でも順位をつけたがる大衆の為に渋々対決します。
同時にリストとタールベルク含め6人でヘクサメロンの合作を作曲します。
私は初めて知った時、対決と合作を同時にするなんてとても不思議に思いました。
相手を負かしたいと思っている程いがみ合ってるなら仲良く合作なんてしないのではと。
一応対決したけど、本当はこんな事は意味無いんだよと、合作する事でリスト達が世間にそう言おうとしている気がしました。

という事でダウントン・アビーと音楽家のエピソードがちょっと重なったのでした。
100年前の古き良き時代を再現した映像も瞬きをするのが勿体無いくらい美しいですね。
第二シーズンも放送されるそうなので楽しみです。
[2014/06/23 00:00] | その他雑記 | page top
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