映画「ドリーム」&歴史ものについて
MENSA会員になんと、「僕のショパン」の読者さんがいました!
世界は意外と狭いですね。

映画「ドリーム」を観に行きました。
1960年代にNASAで活躍した天才数学者である黒人女性達が、才能と努力でNASAの有人ロケット計画に貢献する、実話のストーリーです。
当時の理不尽な差別を描きつつも、仕事を頑張る輝きや皆で偉業を達成する一体感が描かれていて、爽快で夢のある映画になっていると思いました。
子供の頃は理科の教科書の宇宙のページばかり眺め、高2の終わりに宇宙に惹かれて文理選択で迷った私にとって、宇宙開発は憧れの世界です。
主役の3人のキャラクターが個性的で魅力的、それに衣装や車もとてもオシャレでした。
公式サイト→http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/

私がここしばらくで観に行った映画はほかに、「栄光のランナー」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ミケランジェロ・プロジェクト」で、歴史映画に興味があり、気になる作品は時間を作って映画館で観ています。
歴史映画はテレビのゴールデンにあまり来ない気がしますし、地元の映画館で上映されなかったりもするので、もっと観られる機会が増えれば良いなと思います。

戦国と幕末以外の歴史ものは漫画の世界でも実現が難しいジャンルです。
「僕のショパン」が3誌目でやっと実現するまでの経緯は次の通りでした。

1誌目
主要キャラが男ばかりは駄目で外国の歴史ものは駄目。
現代日本人の女の子を主人公にして恋愛漫画にすべし。

2誌目
1誌目と同じく過去の外国が舞台は駄目。
現代日本人を主人公にしてタイムスリップさせるか、歴史上の人物が現代日本に来る設定にすべし。
登場人物は芸術家だけどバトル漫画にする事を激しく推奨。

…この条件でもし描いたら、尊敬する音楽家達を自分の手で汚してしまうと思い、途中でプロットを提出するのをやめました。
そうして暫く経った時、別の編集さんから「19世紀パリが舞台のショパンとリストが主人公の話が読みたい」とお声掛け頂いたのです。
過去の外国が舞台で、主要キャラに日本人がおらず(最後にちょっとだけ伊藤博文と西園寺公望が出ますが)、バトル漫画でも恋愛漫画でもなく芸術をテーマにした漫画が仕事で実現したのは、今思い返しても奇跡的だと思います。

芸術家の本質は誰かに勝ちたい勝負とは違って、勝ち負けでしか判断しない世間に葛藤しながら自己実現を目指すものなので、史実ベースで描くにはやはり無理矢理バトルものにしなくて良かったと思います。
[2017/10/05 00:00] | その他雑記 | page top
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