三次元なのに可愛い奇跡のツンデレ・ショパン
ショパンの性格があまりにも可愛すぎるので、その秘密を分析してみたシリーズ。

〜ショパンのツンデレ4法則〜

可愛いツンデレは二次元にしか存在しないと言われていますが、ショパンの凄さは音楽の才能だけでなく、「三次元なのに可愛いツンデレ」だということに気付きました。
ショパンをツンデレだと思ったのは私だけでない様で、小説「葬送」ではショパンの性格は「魅力的なつれなさ」と表現されています。

そこで30過ぎても可愛いと言われ続けたショパンのツンデレの法則を分析してみました。

法則1・ツン状態に陥るのは寂しい時だけ。
法則2・ツンの後すぐデレる。


ポーランド人の友人に宛てた手紙では激しいツンデレが見られます。
冒頭で激しく罵り、それが手紙の返事が来なくて寂しくて取り乱してしまったからだと明かされ、最後は「ずっと君を想ってるよ」とデレデレの友情表現で締めくくる。
罵りの理由が寂しさだと分かる事で結果的に愛おしい印象になり、相手の心を揺さぶって惹き付ける劇的な効果を発揮しています。

パリを離れている時パリに住む友人宛に面倒な雑用を長々と頼む手紙では、連続するツン状態からの不意打ちのデレの一文が。
「●●して、××しちゃだめだよ、○○を買って送って、僕を愛して」という書き方で、ついでに愛も欲しいのね、と和ませてくれます。
どちらもツンを放置せずすぐデレるのがポイントです。


ショパンはポーランド人の友人には「寂しい!」「愛して!」を主張しますが、ポーランド人以外には控え目なツンデレを見せています。

法則3・口では平気なフリをして態度でデレる。

20代、タールベルクがパリを席巻した時、リストはショパンを心配してスイスからパリに戻って来ます。
ところがショパンはリストに平然と正論を言い、逆にショパンがリストを励ます形となりました。
でもそれと同時にショパンはリストを恍惚とさせるほどのスキンシップをした様です(自分のためにリストが戻ってきてくれたのが嬉しくて態度で表現した)。
この事をリストは「ショパンは独り占めする様に愛してくれた」と書き残しています。

30代後半、サンドと破局間近だったショパン。
サンドの新作小説朗読会で、登場人物のモデルが自分だと気付いたショパンは内心傷つきました。
ところがショパンは同席していたドラクロワの前ではそれに気付いてないフリをしました。
でもその後すぐに「一緒にいたい」とだけ言って、一晩ドラクロワと一緒に過ごしてもらいました。


2例から分かる特徴が、

法則4・相手が自分の寂しさに気付くかどうかギリギリのデレ方をする。

決して辛さを打ち明けないけれど内なる寂しさに耐えて態度でデレるショパンを見て、リストやドラクロワはショパンを守ってあげたいという思いを掻き立てられたことでしょう。

↑正解を選び続けたらショパンから合鍵を貰えるかも!?

寂しさに起因するショパンのツンデレは可愛すぎますね。
更に驚くべきは、これらが全て計算ではなく天然だという事。
でも天然で完璧なツンデレになれる人はそうそういません。
ショパンを真似れば誰でも「三次元で可愛い奇跡のツンデレ」になれるでしょうか。
それともこれらの法則は「ただしショパンに限る」なのでしょうか。
私には実践する勇気はありません(笑)。


参考文献

ショパンの性格が「魅力的なつれなさ」と表現されています。


寂しさのあまり激しいツン状態に陥ったショパンの文章が読めます。


ショパンの「僕を愛して」「一緒にいたい」、リストの「ショパンは独り占めする様に愛してくれた」が載っています。
[2017/12/10 00:00] | 音楽家語り | page top
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