ミュージカル「メリー・ポピンズ」映画「アイ、トーニャ」
…を観に行きました。
メリー・ポピンズ」は魔法が使える子守、そして愛の使者です。
こういう話は好きです。例え現実ではあんなに上手くいかないかもしれなくても。
中学生の団体が校外学習としてこのミュージカルを観に来ていたのですが、これからどう生きるか決めなくてはならない10代前半でぜひ観るべき内容だと思いました。
それに社会生活に疲れた大人が観ても心洗われて元気が湧いてくると思います。

銀行で融資をする父親に「いい人といいアイデア、どっちが大切?」と娘が訊くシーンがありました。
その言葉にハッとした父親は「いい人」に融資を決めます。
その判断で一時失業の危機に陥るも、結果的には大成功となりました。
私もこのエピソードにハッとしました。
中身なんかどうでもいいから金にさえなればいい、と主張する人のアイデアがいいアイデアだったことなど一度も無かったからです。
そしてそういう人は都合が悪くなると簡単に相手を裏切ります。
逆に、いい人との関わりは良いものに繋がっていきました。
いい人を選ぶって大事なことだと劇を観て改めて思わされましたし、私もいい人でいたいと思いました。
どんなに圧力をかけられても、良心を消すことへの強要には決して屈することなく生きていきたいと思いました。


アイ、トーニャ」はフィギュアスケート選手の襲撃事件の真相をインタビュー形式で綴られた映画です。
この襲撃事件については私は殆ど知らなかったのですが、貧しく生まれながらも才能と努力でオリンピック選手にまでなったトーニャが、周りの人間の身勝手な犯罪に巻き込まれてスケート人生を一生奪われたのが本当に気の毒でした。
生まれは自分では選べませんが、それを変えられるものは、勉強・才能・美貌だと思います。
でもこの話はどんなに才能があっても運命を完全に変えることが出来ない現実を突きつけられます。
何にでもなれるしどこへでも行ける、というメリー・ポピンズとは反対の世界観を描いています。
トーニャは環境の割には凄く頑張って真っ直ぐ生きてきたと思いますが、周りにいい人が少なかったのと選べなかったことが悲劇かもしれないと思いました。
この映画の絶妙さは、トーニャに起こった悲劇を描きつつも彼女を悲劇のヒロインとしては描いていない所です。
あの時こうしていれば、と思える所がいくつもあるのですが、いつも最善の判断をするのは難しいですし、その積み重ねで人生が構築されてしまいます。
生まれ、環境、人生の理不尽さについて考えさせられる映画でした。
2本とも泣けました。
[2018/05/26 00:00] | その他雑記 | page top
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