ショパンのおしゃれ奮闘記
「ショパンは天性の美的センスでおしゃれが上手でファッションリーダーにもなった。」
それを初めて知った時はへえ〜と感じたものですが、センスだけでなくスタイルの良さも影響してそうだと思いました。
同じ服でもスタイルが良い人が着た方がおしゃれに見えるし真似したくなります。
リストやサンドの文章によるとショパンは骨格レベルで一般人とは違うスタイルの持ち主だった様です。

そしてショパンのおしゃれ上手は努力の賜物ではと思います。
パリのショパンは全身洗練されていて、見た瞬間に人を魅了するアイドル的存在です。
でもショパンが若い頃、1929年にウィーンで出演したコンサートで、「ぱっとしないのが気の毒」と軽い批判をされているのです。

↑自分磨きを決意したショパンの図を想像してみました。
(私は短髪の素朴なショパンの肖像画も好きですけど、当時は髪を伸ばすのが流行していた様です。)

時はアイドルピアニスト全盛期です。
活躍するには見た目の華やかさも必要だということをショパンは悟ったのではないでしょうか。
2年後にはショパンはすっかり垢抜けていた様で、パリのファッションリーダーになっていました。
この短期間にショパンは闘志を燃やして自分磨きを頑張ったのかもしれません。
元が良いとは言え、たった2年で自分磨き完了って早業ですね。

すらっとしたスタイルのショパンは磨けば誰よりも輝ける原石だったと思います。
服を仕立てる度に仕立て屋さんから最大限の「お客様、お似合いです!!」の言葉を浴びてそうです。
原石の男の子が一生懸命おしゃれを頑張って垢抜けていく様子を想像するととても可愛いです。
でも本人には自分が原石だという自覚があったかは謎です。
ショパンは人から絶賛される美しい手を持ちながらも怪力を生み出す熊みたいな手に憧れたりしていました。
自分の美しさに気付いていない言動はショパンの可愛さの一因でもありますよね。

パリでショパンが受け入れられた一番の理由はパリの人々がショパンの曲を気に入った事ですが、ほかの要素として丁度おしゃれが完成したのもこの時期だったのかな?
ショパンのおしゃれ奮闘記に関する記録は、手袋を買うのが大変というちょっとした記述以外殆ど無いみたいなので想像するしかありません。

ソナタ1番→2番の変貌っぷりとか(古臭くて出版してもらえない→斬新すぎるソナタを作曲)、穏やかなショパンの負けず嫌いな闘志が垣間見えるとときめきますね。

小さい頃から活躍していたリストやお金持ちのメンデルスゾーンは子供の頃から垢抜けてそうです。
ショパンの様に少年期は普通に過ごして大人になると同時に努力と共に垢抜けて誰よりも美しくなるのは結構珍しいかもしれません。
[2018/09/30 00:00] | 音楽家ラフ漫画 | page top
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