魅惑の指先
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リストとマリーです。22才×28才くらいでしょうか。
リストはピアノも恋愛もテクニシャン(笑)。慎み深すぎるショパンはリストとはお互いの恋愛観は理解不能。
ショパン「汚らわしいリスト!」 リスト「可哀想なショパン!」

マリーは貴族の美女ですが、ネット上で軽く調べただけではあまりいい評判を見つけられませんでした。プライド高くて嫉妬深い女という感じで。
貴族が若くて才能のある音楽家を囲いたいのは理解出来るけど、リストがマリーを好きになった理由が理解出来なかった。
リストなら女はよりどりみどりのはずだから、あえて嫉妬深い女を選ばないと思う。
貴族が音楽家を自分の権力誇示の為に支援して有名にし、音楽家が貴族に気に入られる事で仕事と収入を得るというのが当時の関係でしょうが、リストとマリーはそんな利害関係だけでくっついたとは思えなかったんです。
これは本で調べるしかないと思って図書館にマリーの本があったので読んだら謎が解けました。
マリーは謙虚で進んだ考えを持つ女性でした。
貴族というものはたまたま貴族の家に生まれただけなのに、凡庸な貴族が才能ある音楽家より偉そうにするのはおかしいと、マリーは身分差の矛盾に疑問を持っていました。
リストも身分にコンプレックスがあったと思われます。
身分差を理由に貴族の少女との初恋を破局させられピアノをやめようとしたけど、自分が社会に役立つにはピアノしか無いと気付いて表舞台に復活。
そして権力者の商売道具にされる事に耐えながらピアニストをやってきた時現れたのが、貴族なのに「人間の価値は身分ではなく実力」だと言う進んだ価値観のマリー(しかも美女)。
ずっと身分の事で葛藤して生きてきた2人にとってお互い理想の相手。これは恋に落ちますね。
…という事が分かってスッキリしました。
ショパンとサンドも同様に、これはくっつくしか!という理由がありました。サンドも風刺画の印象とは全然違う、驚く程魅力的な女性でした。
ネタ4コマでは描きにくいなと思ってたこれらのエピソード、「僕のショパン」で描けて良かったです。

↓背景別バージョン。
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[2009/01/09 00:00] | 音楽家CGイラスト | page top
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