リスト・ベルリオーズ・ワーグナー
・メイドベルリオーズ
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ベルリオーズのフルネーム…ルイ・エクトル・ベルリオーズ。
「ショパンとリストに仕えるメイドルイさん」という設定。
リスト(神父に転職)とベルリオーズ(女装で殺人未遂)のリアルコスプレ音楽家2人でパーティーを組んでRPGの旅に出かけるネタを考えていたのですが描く暇が…。
女装用のメイドの衣装を服屋に注文しに行く時、サイズを自分のサイズで作ってと言ったら服屋が察してくれたエピソードが面白かったです。

・気の毒なリスト
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リストの気の毒なエピソードを集めてみました。
サンドには「可哀想な天使!」と言われ、2人の関係がサンドの子供状態なのをリストには「可哀想なフレデリック!」と言われるショパン(笑)。
コジマは特に若い頃の顔がリストに似ていると思います。
ワーグナーがリストの事が好き過ぎて、伝記作家が言う様に女リストをモノにしたかったからコジマに惚れたんじゃないかと思えてくる(笑)。

・キラキラの服が好き
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ワーグナーの密かな愉しみ。
誰もいない所では鳥の羽とかがついた特注のフリフリキラキラ衣装を着て作曲していたという実話より。
服屋への特注の依頼の手紙をある時新聞にすっぱ抜かれて、「ワーグナーの服の趣味は異常」みたいに風刺画付きの記事にされました。
ワーグナーは恥ずかしかったのか、リストに言い訳(?)の手紙を書いているらしい。
作曲という目の前に存在していない世界を作り出すという恐ろしく困難な仕事をする時、官能的な気分を作り出す為に身に纏っているのだと。
リストに変に誤解されたくなかったのかな。
ワーグナーは女優の姉がいるので幼い頃から演劇や豪華な衣装に憧れがあったのかもですね。
女姉妹に囲まれて育ったから乙女趣味になったというのはショパンと似てるかなと思いました。2人共香水が大好きだったらしいです。
ショパンは、身につけるものは紳士で心が乙女って感じですが(笑)。
あ、ワーグナーに日本の振袖をあげたら喜びそうかな?と思いました。
金銀の糸で織り込まれたゴージャスな図柄の絹織物…まさにワーグナー好み!
振袖は女物だから着られないよ、と言われても、1人になったら密かに着そうです(笑)。
女装キャラはベルリオーズ1人で十分な気もするけど(笑)。

・心も体も一緒がいい
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これはセリフだけ大体実話で、このセリフは本当は全部ワーグナーのものです。
「もし今すぐ僕が心だけでなく肉体共々君と一緒になれるなら、僕達はきっと美しくお互いの生涯を支えあっていけるだろうに…」
原文はこんな感じで、ワーグナーが遠くイギリスに行った時、そこからリストに書き送った手紙の内容です。
ユダヤ人を攻撃する論文を書いた後だったので、メンデルスゾーンが人気のロンドンではワーグナーは冷遇されて惨めな思いをしたという。
そんな時、ロンドンにいたリストの弟子のピアニストにリストのソナタを弾いて欲しいとお願いし、聴いてる間リストと一緒の気分になったそうです。
で、その思いをリストに伝えたくなったと。肉体も一緒になりたいというワーグナーの望みを叶えた絵にしてみた(笑)。
リストとワーグナーの身長差は20センチ前後らしいです。

・卑屈ベルリオーズ
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ベルリオーズの本が少なかったんです…。中央図書館ですらこの絵より大分少なかった…。
伝記より本人の著書の方が多いくらい。
著書は「ヒロシです…」的なものを感じました(笑)。自虐ネタを元におかしな世の中を皮肉るという作風かも。
ベルリオーズは成功もしてきたのに、著書では自分は失敗ばかりだと強調していると伝記で解説されてました。
コンサートにおけるサクラとヤジの対決とか面白かったです。当時は演奏会をする者はサクラを雇うのが当たり前だったらしい。
で、白熱した聴衆が舞台に乗り込んで壊しまくったりとか。これを読むとクラシックっていつから厳格なものになってしまったんだろうと思う。
ベルリオーズはリストに羨望の眼差しを向けていた様です。とっても卑屈です。でも笑える様に書かれているので悪意は感じないです。
リストに送った手紙(ピアニストでスターのリストを羨み、当時まだ確立されていなかった指揮者である自分の苦労を対比させる内容)も収録されてたのですが、リストは「また卑屈になっちゃって、可愛いな」くらいに思いそうかな(笑)。
容姿・人々の熱狂・成功・運だけでなく、人柄や語学力まで、ベルリオーズにとってリストは凄い存在だった様です。
リストが皆の前でベルリオーズの為に感動的な演説をしてくれたり、ドイツ語があまり出来ないベルリオーズの為にドイツ語に同時通訳してあげたり。
「リストはこういうことが言える男なのだ…」と落ち込んでる時にリストが書いてくれた手紙に感激するベルリオーズ。
リストはほかにも問題児の音楽家たちのお世話に奔走していたけど、ベルリオーズはリストより8才も年上なんです。
●年、リストとベルリオーズ出会う。それ以後リストは彼の擁護者となる。…こんな伝記の記述に、年下が擁護者か!とツッコミたくなる(笑)。
あとはベルリオーズはメンデルスゾーンの穏やかな指揮ぶりにも感心している様でした。
オーケストラの無知で下手な奏者に対して、メンデルスゾーンは相手のプライドを傷つけない様に注意し、上手くまとめていたらしい。
当時のオーケストラメンバーを教育して指揮するのは相当大変そうだと思いました。
一番印象に残ったのは、コンクールで1位を取る為にわざと審査員受けする為だけのつまらない曲を作るしか無かった、という所。
音楽家としてスタートする為にはそれしかなかったみたいですが…この様な経験は人を屈折させます…。
あとは、新しいメロディーが浮かんだのに、作曲し始めると何ヶ月も収入が得られなくなってしまうからその着想を捨てた事。
…これらは傷がえぐられる思いで読みました。でも共感出来て良かった、と思うべきなのかな…。
それと、涙もろい印象を受けたので、最後のコマは泣いて終わってみました。

・可愛子ちゃん達
リストが思わず(*´∇`*)となる(?)リストの周りの可愛い音楽家達。
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リストの愛弟子のビューロー(指揮者&ピアニスト)が若い頃とても綺麗な顔でしかもリストに髪型が似てた事から作ったネタ(笑)。
可愛い弟子だったんじゃないだろうか。あとでワーグナーとドロドロになりますが…。

(*´∇`*)その2。
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で、この後逮捕されそうだと打ち明けるのです。
喋れない程ただならぬ様子でやってきたらしい。とりあえずリストの所に来ちゃったなんて可愛い行動だと思いました。
可愛さのあまり(?)リストは総額いくらワーグナーに巻き上げられ援助したのだろうか…。
私が本で目にした分だけでも数千フラン(普通の人の年収の数倍!?)はあったと思う…。
↑では可愛いっぽい服を着せていますが本人は時と場合によってはもっと凄かった様です。
キラキラフリフリの色とりどりの絹織物が大好きだったり、動きがすばしっこくて(これは逃亡生活にも役立ったらしい)舞台で飛び跳ねたりして周りを驚かせたり、動物好きで動物実験に反対したり…凄いショタっぷり。
こりゃリストもメロメロになるわな!調べるまでは全く可愛いイメージなんて無かったのに(笑)。
大器晩成の人ですが、私生活でも妻に何度か逃げられたりほかの男と駆け落ちされたり振り回され、公私共に散々。
だが公私共にやられっ放しでは無いのがワーグナー。
ビューローはリストの娘コジマの最初の夫でワーグナーはコジマの2番目の夫…ワーグナーとコジマの不倫です。
自分を慕ってくれた可愛いビューローとワーグナーの対立にリストも大ショック。
リストも自由恋愛をしてきたのでコジマの事も責められない。
ピューローが気の毒だ…。
ワーグナーとコジマの不倫進行中にビューローはワーグナーの作品を指揮しているのです…偉過ぎ。

・偽造パスポート
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悪魔のピアニストと言われ、今やヨーロッパ音楽界のドンであるリストには、偽造パスポートの調達くらい朝飯前!?
最後の悪そうなモノローグとかは無いけど、出来事はほぼ実話です。
リストはどんな裏社会(?)と通じていたんだろう…てか逃亡の手助けなんかして罪に問われないのだろうか。
このパスポートのおかげでワーグナーはまんまと国外逃亡に成功。リストもおとがめ無し。
2人共未来を見つめる正義の音楽家のはずなのに、このエピソードでは悪の組織みたいだと思いました(笑)。
リストは危険を冒してまでワーグナーを助けたかったんだ、と言えば美談にもなる…かな!?

・リスト著ショパン
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2009年3月、ついにGETしました…!リスト著「ショパン」。今手元にあるのが信じられない…。
ずっと品切れだったのですが、こないだ検索かけたら3冊も発見したんです。しかもかなりの破格。
60年の年季を感じますね…元々何色だったんだろう。
ほんの一部ですが中身を描いてみました。4つを可哀想なリストにまとめました。
リストはよくショパンを観察してたんだというのが分かって微笑ましいです(笑)。
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リスト、興奮しちゃダメーーー!かじりついちゃダメーーー!(笑)ショパンの毒キノコ発言と絡めてみた。
シューマンもショパンの曲に夢中でしたがリストも相当ですね。
1コマ目の文はほぼ本のまんまです。ショパンや曲をほかにも色んな例えで書いてました。
リストが美貌と才能以外でモテまくったのが分かる気がする。官能的な表現力が凄い(笑)。
ドラクロワも日記でショパンの事を「無邪気な人」って書いてたけど、リストも「誰からも愛される魅力的な無邪気さ」と書いてた様な。
ショパン…どんだけ可愛かったんだ!

この本でリストがショパンの容姿を表した有名な一文。
「彼の姿は、繊細な茎の上に瑠璃色の花をつけた昼顔──一寸触れただけで傷つき、落ちてしまう程薄い花びらを持った可憐な昼顔の花のような印象を我々に与えた」
これはその後の伝記でよく引用されてると思います。いかにもロマン派らしい熱い文章ですが…。
それ以前に、男なのにお花に例えられてる時点でショパンが皆の目にどう映ってたか推測出来そう(笑)。

ほかにこんなのも…自慢なのか謙遜なのかどっちやねん!的な一文。
「ショパンは、よく演奏会を開く有名な芸術家に向かって次のように語っている。
『私は演奏会にむいていない。大衆が恐ろしいのです。…(略)…しかし貴方は演奏会に適しています。
大衆が感動せぬ時には、貴方は積極的に壓倒し、支配し、強制するだけの力を持っているのだから』と。」
↑これもほかの本によく引用されてると思う。も一つ。
「さてその頃のジョルジュ・サンドは、ショパンの友人の一人から、ショパンという風変わりな芸術家の事を度々聞いていた。
その友人というのは、ショパンがパリにやって来た時好意をもって迎えた一人である。」
…どっちも自分の事書いてるってバレバレですから!(笑)
でもリストらしくていいです。リストはショパンと友人だった事を凄く誇りに思っていたんですね。

この本は音楽家本の中でも最も好きなうちの1つです。
ショパンの死後すぐにリスト自らポーランドに行ってこの本を書き、当時ヨーロッパでベストセラーになったらしい。
ショパンの伝記は俺が書くのだ!という熱意と愛情が凄く伝わって来ます。
ショパンの素晴らしさを伝える為の本だと思うので褒めちぎってますが、リストが奇妙だと思ったショパンの言動も結構書かれてます。
あとふんだんに盛り込まれているリストの芸術観が、音楽に興味無くても表現や創作に一生を捧げたい人に役立つ内容です。

・リストの1人SM
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リスト様の1人SM劇場。
リストの曲は難しくて体力の必要な曲が多い。曲からリストのドSっぷりを痛感します。
しかしそれを完璧に弾く為の過酷な練習に耐える様子はMなのではないかと(笑)。
リストの母はリストが10代の頃からピアノで家計を支えているのでリストが疲れてしまう事を凄く心配していた様です。
漫画内のタイトルは2超絶技巧練習曲稿のものです。
[2009/05/19 00:00] | 音楽家ラフ漫画 | page top
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